訪問看護の仕事を探している人は、病院勤務との違いを知ることが大切です。訪問看護のメリットを知って転職に役立てましょう。
まず1つ目の違いは、「夜勤がない」という点です。看護師の病院勤務でも大きな病院になれば、勤務は「シフト方式」となり、夜勤や土日を含めたシフト勤務になります。そのため、シフトに合わせることができない個人的な事情があるとどうしてもチームに迷惑をかけることになってしまいます。個人の病院であれば、夜勤はないかもしれませんが、それでも毎日決まった勤務体系があり、合わせる必要があります。今、自分自身が抱えている事情で、シフト勤務がしにくい人には訪問看護が適しています。
2つ目が、「自分に合った働き方ができる」という点です。勤務を比較的自由に組むことができるので、自分の予定と訪問先の予定を合わせながら対応していくことができます。また、抱える患者の人数をある程度コントロールすることができるので、自分が忙しいときには受け入れる患者を減らし、余裕があるときにはたくさん受け入れるといったことも可能になります。
3つ目のメリットは、「幅広い知識を獲得することができる」という点です。病院勤務の場合、専門性が求められますが、訪問看護の場合は、相手に合わせて知識を身につける必要があります。病気の対処方法も幅広い知識が求められ、状況によって医療機関に相談するコーディネーション能力が必要となります。病院勤務では獲得しにくい自主性の高い学びが可能です。